イタリアの有名ブランドのデカフェコーヒー豆3種を個人的に比較しました。
エスプレッソ抽出したカフェラテなどのイタリアンコーヒーが大好きで自宅でも同じように楽しめたらなーということからです。
体調によってカフェイン摂ると動悸がでたりするのでデカフェかカフェインレスが飲みたいんですけどあるお店って少ないじゃないですか。
そもそもカフェインが入ってるから美味しいという言説もあるわけでマイナーなんですがとにかくうまいデカフェが飲みたい!というわけで探求しました。
そして飲みたいのはデカフェのコーヒーではなくデカフェのカフェラテ的なモノなので本場イタリアブランドのコーヒー豆ということです。
ちなみに私の好きな味の傾向がこれによってわかりました。
【深煎りで苦味とコクがあるもの】です。
専門家のようにフルーティーでホニャララの香りでスパイスがどうのとかは言えないので幅は広いですがとにかく苦味とコク!
豆の色は黒く艶が出てるくらいに焙煎してるものが好きな傾向でした。
だから中深煎りとかだと足りなくて浅煎りはだいぶ苦手。
コーヒー好きには酸味が今は人気な感じがしますがそうじゃなくてわりと大衆よりな万人受けするものが好きとわかりました。
では行きます一発目。
【LAVAZZA ラバッツァ】
カルディでも取り扱いがあるラバッツァ。
他にもマウントハーゲンのデカフェも置いてあります。
マウントハーゲンのデカフェは圧倒的に美味しいので普通のコーヒー好きな方は絶対おすすめ。
ただマウントハーゲンは溶かすタイプなのでどうやってもカフェラテみたいにはできないんですよ。
カフェオレにはできるしすっごい美味しいけどね。
砂糖と一緒に牛乳に溶かすと高千穂牧場のカフェオレを家で再現できるので好きな人はやってください。
で話完全にそれましたけどラバッツァですよ。
イタリアNo. 1の売り上げを誇るブランド。
ちなみにパッと調べた感じだとLAVAZZA22億ユーロ、illyが4.6億ユーロ、KIMBOが1.7億ユーロなのでラバッツァは圧倒的に強いです。
袋は完全に密閉されててすでに極細な感じに挽かれてます。
でそれぞれ同じ淹れ方しないと比較できないよねってことでこれで淹れました。
カリタのかんたんドリップ。
ちなみに普通の豆で買ってきたものだと自分で挽いて
こんな感じに淹れるんですけどこのイタリアブランドの豆たち、とにかく挽き目が細かいのでこれでドリップすると全然落ちてくれないんですよ。
ただそれが簡単ドリップだとちょうどいい感じに濃縮されてちょっとずつ落ちるのでカフェラテもどき向きなんですよね。
粉はけっこう多めに入れて大体100ccいかないくらいをドリップ。
アイスで飲むことが多いので多分70ccくらいしかドリップしてないとは思うんですけどけっこう時間はかかります。
でラバッツァの豆なんですがドリップすると粘度が高い!
これおそらくロブスタ種の豆がブレンドされてるからだと思います。
牛乳入れたときにすぐ混ざらない綺麗なマーブル状態になるんですよ。
ロブスタ種で作られるベトナムコーヒーに似た感じの印象を受けます。
一般的な認知だとアラビカ種100%!とマウントハーゲンとかセブンイレブンもそうなんですけどちょっとこだわりあるコーヒーってアラビカ種の豆オンリーですよ!と謳うことが多いですよね。
アラビカ種>ロブスタ種
このイメージが日本ではついてるわけです。
ただ本場イタリアのバルと呼ばれるイタリア人が休憩でエスプレッソをくいっと数十秒で飲むところなんかではロブスタ種がブレンドされてることが多いらしく、そのロブスタ種って日本では出回らないような高品質なものなんだとか。
ベトナムでスペシャルティコーヒーに分類されるほどのロブスタ種を作っているコーヒー農家さんも出てきているので高品質なロブスタ種は存在する!
そして!多分ラバッツァの使ってるロブスタ種はいいやつ!
と勝手に思ってます笑
なぜならやはり圧倒的に美味しいと思うから。
これを最初に飲まなかったら間違いなく他の豆に手を出したりしなかったと思います。
なんだろう苦味とコクが深くて鼻にぬける香り、全てが好きです。
あー!美味しいお店で飲むやつ!に近いというイメージ。
という通りもう答え出てるんですがラバッツァが一番好みで美味しいと思います。
カルディに置いてあるのも納得というか、何がすごいってコーヒーって抽出の温度やフィルターや淹れ方で味が全然変わってしまうんですよ。
このお店のコーヒー美味しい!ってなって同じ豆を買って同じドリッパーで淹れたとしても味って全然同じにならないんです。(経験済)
なのにこのラバッツァ、味が何回やっても安定しているし美味しい…
なんなら日が経って明らかに酸化してて美味しくないだろなーって状態でも美味しい…
どうなってるの…
なのでラバッツァナンバーワン間違いなし。
【追記】
4回ほどリピートして分かったことですが当たりのロットとハズレのロットがどうにもあります。
4回目にしてハズレっぽいラバッツァを引いてしまったんですが香りがうわ!ってレベルでスモーキーで超苦手でした。
そんなことある?って感じでしたが今まで気にならなかったので密閉具合は変わらないだろうしちょっとしたブレみたいなものがあるのかなと。
淹れると香りが気になりすぎてこんな味だったかなぁとなるレベル。
これを初手で引いてしまうと苦手意識が湧いてしまうかも。
ただ今後もこの感じだと困るなぁ、ただの焙煎のブレだといいんですけどね。
【追追記】
時間経ったらいつものと同じ香り、味になりました笑
湯温はしばらく置いた低温のほうが美味しく淹れれるのでは?と感じています。
2位【illy イリー】
もう2位と言ってしまいますがイリーです。
ラバッツァと打って変わって缶缶でございます。
Amazonのレビューで爆発する!とやたら書かれているのですがちゃんと説明通りにガス抜きをしてやれば安全でしたので大丈夫です。
ラバッツァと比べて挽いてあっても豆が湿気を帯びているのか固まる傾向にありました。
そしてこちらはアラビカ種100%の高品質思考?
飲んでみるとラバッツァとは全く味の傾向が違います。
コーヒー好きはもしかしたらこっちの方が好きかもと思うほどに酸味のあるさっぱりした粘度の低いコーヒーです。
ラバッツァに比べて落ちるのが早いので色味も薄く濃厚なコーヒーはちょっと作りにくいかな。
カフェラテにもなるけどちょっとさっぱりしてクリアに仕上がる。
とにかく味の方向性が違うのでラバッツァはダメだわという方はこっちがいいかも。
なんとかこれもたくさんあるし美味しく飲みたいなーと試行錯誤した結果、ラバッツァとブレンドするとラバッツァ単体よりもさらに美味しくなることが判明しました笑
ラバッツァに足りない酸味を補うのかとにかくウマい‼️の一言。
缶もオシャレで気分上がるのでラバッツァと一緒に買ってブレンドするのおすすめですよ。
3位【KIMBO キンボ】
ナポリコーヒーの代表格キンボ。
実店舗でも飲んだことあるんですが
チェーン系のお店のなかではなかなかいい感じの味そして量がすごいです。
ロータスついてくるのもいいですね、銀のトレーやカップも気分が上がりました。
で豆ですよ。
ラバッツァと同じ密閉袋タイプ。
味わいチャートなる親切なものが。
あーでも苦味が2のコクが3、酸味が4か。
品質のために定温輸送されてるそうだ。
ドトールなんかも確かそう。
挽き目はちょっと他二つより荒いかな?
唯一淹れたところを撮ってあった。
こんな感じでどれも淹れてます。
ちょうど色味としてはラバッツァより少し薄くイリーよりは濃い。
落ちるスピードはイリーと同じくらい。
ロブスタが15パーセントほど入ってるみたいで若干の粘度あり。
これで15%だとラバッツァはもっとロブスタを入れてるなと感じます。
味わいは良くも悪くもそんなに特徴がない。
ちょうどラバッツァとイリーの中間といった感じ。
バランス型。
お店で飲んだ時と似てるのでキンボの味の方向性はこの感じだなぁと思います。
癖がないから飲みやすいかな。
という感じでした。
まとめ
個人的にはラバッツァが一番粘度も高くコクがあって好き。
その反対側にいるのがイリー、真ん中にいるのがキンボ。
ラバッツァとイリーを半々でブレンドして淹れるとめちゃウマい。
となりました。
よほど挽かれてる状態の豆を買うことはないんですけどラバッツァに関してはもう3回ほどリピートしてます。
それくらい美味しいし酸化の影響を感じさせません。
ここら辺謎ですが美味しいのです。
ちなみにトラーニのフレーバーシロップを使うとさらに本場感が出るのでおすすめです。
キャラメルシロップはかなりクセが強いのでバニラシロップあたりがクセもなく万人受けする味でおすすめかな。
ではではよきホームカフェライフを。