ラバッツァ超えのデカフェ豆を求めて各地のコーヒー豆を注文していってます。
今回は【珈琲王国】さん。
無数にあるコーヒー豆屋さんで何を選ぶ基準にしたかというと
これが譲れないポイント。
直火焙煎がマストなのは今まで色々飲んできて熱風焙煎より直火焙煎の方が美味しく感じるから。
ブレンドはシングルよりも味わいがまとまりがあってお店の個性がでて面白いからというのと
いくつもお店みてるとどうも同じ産地の生豆を使っているお店が多いので単純な焙煎力の違いになってくるからです。
珈琲王国はデカフェもスペシャルブレンドとゴールドブレンドがあります。
これはなかなか期待できるかもしれない。
しかも注文を受けてからの焙煎で焙煎具合までチョイスできます。
焙煎具合は6段階。
今回はデカフェのスペシャルブレンドをMAX焙煎のイタリアンローストで!
イタリアンローストを出してるお店って色々見た感じではまず、ない。
でもイタリアンというくらいですから向こうで飲まれてるんでしょ!
カフェラテにしたらとてつもなく美味しいのかもしれん!
という期待のもとにオーダー!
珈琲王国は焙煎当日発送してくれるので鮮度も期待できる。
そして発送から翌日に到着!
ポスト投函でありがて〜。
チャック付きのビニールに包まれてきました。
発送当日焙煎や少量直火焙煎、お客様好みの焙煎具合が選択可能というお客に寄り添ったコーヒー屋さんだなぁという印象。
種類と焙煎日も書いてあって安心です。
なんかコーヒー豆を保存しとくキャニスターとか缶や密閉容器などは別途必要なタイプですね。
開けてびっくり。
炭じゃん…
ここまでの真っ黒具合は見たことないかも。。
あとメジャースプーンですくったらスプーンに黒く色が移ったので油がてかてか出てる豆。
そしてさらに驚いたのが香り。
ラバッツァの開けはじめの匂い。
これ実は全然いい匂いじゃなくて思わず顔を背けてしまうレベルの匂い。
いやこれはキツいな…
完全にイタリアンローストの選択はミス。
せめて一個前のフレンチローストぐらいにしておけばよかったと思うも、淹れてみたら案外イケるのかも!と考えなおして淹れてみる。
イタリアンローストの豆ってほんとうに炭化してるのか豆の挽く音がスカカカという感じで挽いてる感じがない。
これはちょっと面白かったです。
でお湯を注ぐ。
うーん?焙煎翌日なのに全然膨らまないぞ?
イタリアンローストだとそんなもんなのか?
しかし香りは今も強く漂っている。
飲んでみる…
ウッ
無理!
初めて自分で淹れたコーヒーを飲みきれなかったかもしれない。
鼻にとにかく匂いがしみついて取れない。
いやー200gこれどうしよう笑
とモカポットで淹れてみたりとやり方変えるも香りが受け付けなさすぎて飲めない。
なんとか飲む方法ないかと探すと
あの伝説の名店【大坊珈琲】はなんとかなりの深煎りだというじゃないですか。
特に明言されてる感じではないですがイタリアンローストのレベルでコーヒー豆25gでわずか50ccの量のデミタスコーヒーを出していたのだとか。
いやこれ豆の量も必要だしいいじゃん!
と届いてから2日ほどして気づきやってみる。
あ、なんか焙煎豆の匂い少し飛んでる!(ちなみに密閉保存してます)
で大坊珈琲と同じネルドリップはできないもののペーパーでチョロ、チョロっと一滴ずつ落としていく。
コーヒー豆25gでちゃんと50ccを抽出。
豆の匂いも少し飛んでたせいか香りは全然気にならない。
さて味はというと
苦いよ!
体験したことないレベルで苦い。
病気でも元気になりそうな苦さ。
エスプレッソ並に濃縮されてる。
ただゆっくり抽出したので温度はぬるめで飲みやすい。
でも顔をしかめるほどの苦さ。
妻に飲んでもらってもなにこれ?!という程度なのでまぁみんな苦いと思う。
だけどこれに3倍ほどの牛乳と大さじ1くらいの砂糖入れたらおいしく飲めた。
ストレートじゃ絶対飲めないけどね。
大坊珈琲のデミタスコーヒーはそのままストレートで飲めるおいしさだったのかなぁ。
焙煎もドリップも極まってのできる技かな。
まあなんとかデミタスコーヒーにして牛乳と砂糖入れれば飲めそうなので
こんな感じで消費していこうと思います。
珈琲王国はもう一個ブレンドもあるし焙煎具合を変えてもう一回チャレンジしてみてもいいかなと思いました。